パリ五輪「団結と平和の象徴に」 IOCバッハ会長が期待

国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長

 【ジュネーブ共同】国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は28日、新年へ向けたメッセージ動画を公開し、夏に迎えるパリ五輪について「世界的な団結と平和の象徴として、大きな自信を持っている」と期待を込めた。

 IOCは今月、ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの両国勢について、個人の「中立」選手としてパリ五輪への参加を容認した。また、パレスチナ自治区ガザ情勢が緊迫するなど、国際社会の分断が深まっているとして「五輪が平和的な競争の中で全世界を一つにすることを切望している」と述べた。

 コンピューターゲームなどの腕を競う「eスポーツ」の新設大会にも意欲を示した。

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