ボヌッチのローマ行きは急転直下で破談へ…フリードキン会長が交渉撤退指示か?

ローマ行き破談報じられたボヌッチ[写真:Getty Images]

ウニオン・ベルリンのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチ(36)のローマ移籍は急転直下で破談となった模様だ。イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。

今冬の移籍市場でセンターバックの補強を最優先事項とするローマは、自身初の国外移籍で苦戦し、半年での母国帰還を希望する元ユベントスDFをリストアップ。

ウニオンは今冬のフリートランスファーでの放出を受け入れる構えで、ローマとボヌッチは今シーズン終了までの短期契約での交渉を進めていた。そして、ボヌッチの代理人はローマとの契約の詳細を詰めるために現地入りし、近日中に交渉成立が濃厚とみられていた。

だが、今回の最新報道によると、ローマは様々な要素を慎重に検討した結果、ボヌッチの代理人との交渉から撤退する決断を下したという。

この決断の背景に関しては経済的理由ではなく、クラブはディフェンスラインの強化を目指すなかで、ベテランのボヌッチという短期的な解決策ではなく、若手の補強による長期的な解決策に切り替えたことが理由のひとつにあるという。

また、ダン・フリードキン会長が同選手の獲得に拒否権を発動したと言われており、一部サポーターが元ユベントスDFの獲得に強い反発を示したなかで、そういったサポーター感情に配慮した可能性もありそうだ。

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