バルセロナでは活躍も…DFB副会長がドイツ代表でのギュンドアンのプレーぶりを批判「才能の劣る双子の弟か?」

写真:バルセロナでは活躍しているギュンドアンだが……? ©Getty Images

ドイツサッカー連盟(DFB)のラルフ・ウーヴェ・シャッフェルト副会長が、バルセロナに所属する同国代表MFイルカイ・ギュンドアンを批判した。

現在33歳のギュンドアンは、今夏にマンチェスター・シティからバルセロナへと完全移籍。今季は公式戦24試合に出場して2ゴール6アシストを記録しており、加入初年度ながらバルセロナの中盤に欠かせない存在となっている。

一方、ドイツ代表でのギュンドアンは輝きを失っている。ドイツ代表自体が大不振に陥っているのは事実だが(2023年は11試合で3勝2分6敗)、バルセロナでの活躍ぶりからは程遠い出来に終始している。ドイツ代表は、昨年に行われたFIFAワールドカップ(W杯)カタール2023でもグループステージ敗退に終わっており、かつてないほどに大きく調子を落としている。

スペインメディア『Relevo』によると、DFBのシャッフェルト副会長はギュンドアンを激しい口調で非難した。

「イルカイ・ギュンドアンは所属クラブで傑出したプレーをしているが、不思議なことに代表チームに合流すると『才能の劣る双子の弟が送り出されたのか?』と思わされるようなプレーをする。私には到底理解できない」

同副会長は、チームをけん引する立場であるギュンドアンのプレーぶりに納得がいっていない模様。また、ギュンドアンだけでなく、他の代表選手たちの姿勢も糾弾した。

「選手たちには自信が欠けているように感じる。それぞれが自分だけのために戦おうとしているように見えるね。そのことが、チームスピリットと良い雰囲気を作り出すのを阻害している」

ドイツは、来年6月14日に開幕するUEFA EURO 2024でホスト国を務める。ドイツ代表はスコットランド代表、ハンガリー代表、スイス代表とともにグループAに組み込まれたが、母国開催の大舞台でカタールW杯から続く“負の連鎖”を止めることができるだろうか。

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