鎌田先発のラツィオが年内最終戦を逆転勝利で飾る!【セリエA】

[写真:Getty Images]

鎌田大地の所属するラツィオは29日、セリエA第18節でフロジノーネと対戦し3-1で勝利した。鎌田は66分までプレーしている。

前節のエンポリ戦で公式戦3試合ぶりの白星を飾った9位ラツィオ(勝ち点24)は、その試合から先発メンバーを2人変更。エンポリ戦で負傷したインモービレとL・アルベルトに代えて鎌田とカステジャノスを先発で起用した。

リーグ戦4試合勝利のない13位フロジノーネ(勝ち点19)に対し、ラツィオは16分に敵陣左サイドで獲得したFKからペッレグリーニがクロスを供給。相手DFのクリアボールに反応した鎌田がハーフボレーでゴールを狙ったが、このシュートは枠の上に外れた。

ボールを持たされている感が強いラツィオは中央を固める相手の守備を前に中を使えず、サイドからの仕掛けもうまく5バックに封じ込められる。32分にはボックス左横で獲得したFKからザッカーニが直接ゴールに向かう鋭いクロスでゴールに迫ったが、これはGKトゥラティのセーブに弾かれた。

ハーフタイムにかけても猛攻を続けたラツィオだったが、最後まで決定機を作り出すことはできず、0-0で前半は終了した。

迎えた後半、ラツィオはフェリペ・アンデルソンを下げてイサクセンを投入。さらに54分には、ペッレグリーニがプレー中に負傷するアクシデントに見舞われ、ヒサイが緊急投入された。

するとラツィオは、直後の55分にピンチ。スーレが供給した右クロスがファーサイドで競り合ったゲンドゥージの左手にボールが当たる。主審は一度プレーを流したが、オンフィールドレビューの末にフロジノーネにPKが与えられると、スーレがこのPKをゴール右隅に決めた。

1点を追う展開のラツィオは、66分に鎌田を下げてベシーノを投入。すると70分、右サイドから仕掛けたイサクセンのクロスをカステジャノスがヘディングで右隅に流し込んだ。

同点弾で勢いづくラツィオは、72分にもガリターノのバックパスを敵陣でカットしたカステジャノスのラストパスからイサクセンがゴール左隅にシュートを流し込み、逆転に成功した。

さらに80分には、ドリブルで持ち上がったザッカーニのラストパスをボックス右で受けたイサクセンのクロスをカステジャノスが押し込んだが、これはカステジャノスのオフサイドでゴールは取り消された。

その後も攻勢を続けるラツィオは、84分にもザッカーニの左CKから流れたボールをゴールエリア右手前で素早く反応したパトリックが左足でゴールに流し込み、3点目。

結局、試合はそのまま3-1でタイムアップ。ラツィオが年内最終戦を逆転勝利で飾り、2連勝で新年を迎えることとなった。

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