石材総合メーカーの沖縄関ヶ原石材（那覇市、緑間禎社長）はこのほど、天然石で造る「基台」を開発し、特許を取得した。基台は墓の下にある基礎の部分で、コンクリートで製作することが多いが、長年の雨水の浸水で劣化し白くなる「白華現象」が起こり、外観が悪化するなどの課題があったという。同社によると、基台を天然石にすることで半永久的に墓を保つことができるという。
特許を取得したのは今年6月。開発のきっかけは営業トークで基礎がしっかりしていれば長持ちしますよと客に伝えたことだという。緑間社長は「基礎もしっかりした素材で作ることができればと考えた」と説明。「一生に一度の大切な買い物。特許という証拠でお客さまにより良いものを提供したい」と話した。
