Wソックスが右腕フレクセンと契約合意 1年175万ドル+出来高

8月末に就任したばかりのクリス・ゲッツGMが率いるホワイトソックスがさらなる補強に動いた。日本時間12月30日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、ホワイトソックスはロッキーズからFAとなっていた右腕クリス・フレクセンと1年175万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。フェインサンド記者はフレクセンが成績に応じて最大100万ドルの出来高を得られることも報じている。

現在29歳のフレクセンは2017~19年にメッツでプレーしたあと、韓国球界へ移籍。2020年は斗山ベアーズで21試合に先発し、8勝4敗、防御率3.01をマークした。この活躍が評価され、2020年オフにマリナーズと2年475万ドル+オプション1年で契約。2021年は31試合に先発して14勝6敗、防御率3.61の好成績を残したが、2022年は8勝9敗2セーブ、防御率3.73とやや成績を落とし、若手の台頭もあって8月以降はブルペンに配置転換された。

投球イニング数の条件をクリアしたことでオプションが自動的に行使され、今季もマリナーズの一員として開幕を迎えたが、先発で結果を残せず、4月末からブルペンへ。7月上旬にはメッツへ放出されたが、すぐに解雇され、7月中旬にロッキーズへ移籍した。結局、今季はマリナーズとロッキーズで合計29試合(うち16先発)に登板して102回1/3を投げ、2勝8敗、防御率6.86、74奪三振とメジャー復帰後最悪のシーズンに。被打率.317という数字が示すように、とことん打ち込まれた。

フレクセンがホワイトソックスでどのような役割を担うかは不透明だが、エース右腕のディラン・シースは今オフ中のトレード移籍が確実視されており、フレクセンはローテーションの一角として開幕を迎える可能性が高い。エリック・フェディとマイケル・コペックはローテ入りがほぼ確実のため、マイケル・ソロカ、トゥキ・トゥサント、ジェイク・エダー、ジャレッド・シュスターといった若手投手たちが開幕ローテ争いのライバルとなりそうだ。

The post Wソックスが右腕フレクセンと契約合意 1年175万ドル+出来高 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.