マンチェスター・シティのペップ・グアルディオラ監督が、自チームの選手たちにSNS使用の制限を指示した。
グアルディオラ監督がこの指示を出したのは、マンチェスター・シティに所属するイングランド代表MFジャック・グリーリッシュが、現地時間12月27日に行われたプレミアリーグ第19節のエヴァートン戦に出場している最中、自宅に強盗が入られた件に起因する。イギリス紙『ザ・サン』によると、被害額は100万ポンド(約1億8000万円)相当。宝石や時計などが盗まれたという。
また、当時自宅にはグリーリッシュの婚約者であるインフルエンサーのサシャ・アトウッドさん、グリーリッシュの両親と祖母、2人の妹や弟などがいたが、幸いケガ人は出なかった。
イギリス紙『デイリー・メール』は、この事件を受けてグアルディオラ監督が語ったコメント内容を紹介。同指揮官は「残念なことに、こういったことは過去に何度も起こってきた。マンチェスター・ユナイテッドの選手たちにもだ」と、試合中に選手の自宅や家族が危険にさらされている事実に触れた。
試合のスケジュールは事前に発表されているため、試合中の強盗被害を完全に防ぐことは難しいかもしれない。しかし、グアルディオラ監督は選手たちに“できること”があると考えている模様。その一環として、SNSの使用を制限することで強盗の脅威に備えるよう指示したという。
「今の世の中では特に注意が必要だ。彼ら(犯罪者)にとって、SNSはあなたが今何をしているのかを知るのに有益なツールになっている。彼らは、あなたがどこにいるのかを特定するために待ち受けているんだ」