ウェストハム、年明けにモイーズ監督と契約延長交渉へ 現行契約は2024年6月まで

写真:現在プレミアリーグ6位のウェストハムを率いるモイーズ監督

ウェストハムは年明けにデイヴィッド・モイーズ監督と契約延長に関する交渉を開始する予定だという。モイーズ監督とウェストハムは現在、2024年の6月まで契約を結んでいるが、さらに2年間延長し2026年6月まで引き延ばすようだ。イギリス『BBC』電子版が伝えている。

現在60歳のモイーズ監督は、プレストン・ノースエンドで監督キャリアをスタートさせると、2002年3月にエヴァートンの監督に就任。2012-13シーズンまで指揮を執り続け、低迷していたエヴァートンをプレミアリーグの上位チームに引き上げた。2013-14シーズンからアレックス・ファーガソンの後任としてマンチェスター・ユナイテッドの監督に就任するも、結果を残せずシーズン途中で退任。その後、レアル・ソシエダとサンダーランドの指揮を経験した。

モイーズ監督は2017年11月にウェストハムの監督に就任するも、契約が更新されず、そのシーズン終了後に退任。2019年12月にマヌエル・ペジェグリーニ監督の後任として、再登板し現在に至るまでウェストハムでの2次政権が続いている。

ウェストハムは12月28日にアーセナルと対戦。トマーシュ・ソーチェクとコンスタンティノス・マヴロパノスがゴールを決め、敵地エミレーツ・スタジアムで“ロンドン・ダービー”を制した。

そのアーセナル戦後のインタビューで、契約延長に関して問われたモイーズ監督は「私たちは話す準備をしている」と語り、ウェストハムとの契約延長を前向きに捉えていた。

昨シーズン、ウェストハムはUEFAカンファレンスリーグで優勝。今シーズンはUEFAヨーロッパリーグに参加し、グループステージで5勝1敗という結果を残し、決勝トーナメント進出が決定している。モイーズ監督はヨーロッパでも結果を残しているチームに自信を持っており、以下のように語っている。

「我々はトップチームの1つではないが、私たちはチームを成長させようとしている。ヨーロッパのコンペティションに参加することは、ウェストハムにとって素晴らしい時期だ」

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