沖縄県ゴルフ場跡地に約20haの自衛隊訓練場

 木原稔防衛大臣は沖縄県うるま市のゴルフ場跡地に建造する自衛隊の訓練場について「回転翼機を利用した訓練も想定しているので、実施に当たっては周辺地域への影響を最小限にとどめるよう努めることが必要と考えており、今後、そのための措置をしっかり検討していきたい」と28日までの記者会見で語った。

 木原大臣は「防衛省は来年度予算案で(約20ヘクタールの)用地取得経費を計上している。防衛力整備計画に基づいて南西地域の防衛体制を強化するため、陸上自衛隊第15旅団を師団に改編することとしており、その一環で那覇駐屯地に2個目の普通科連隊を新編する計画に伴い、人員が増加し訓練所要が増えるためのもの」と説明した。

 そのうえで「新たな訓練場では回転翼機を使用した訓練実施も想定している。実施に当たって周辺地域への影響を最小限にとどめるよう努めることが必要と考えており、今後、措置をしっかり検討していきたい。いずれにしても部隊練度の維持向上に必要な訓練基盤の整備・充実を着実に進めていくことが重要であり、地元自治体と緊密に連携しつつ、用地取得に向け取組んでいく」とした。(編集担当:森高龍二)

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