おせちを食べる人が減少…43%が食べないと回答、理由は?

正月におせち料理を食べない人が増えてきている、そんな事実が『お正月のおせち料理に関する意識調査』(調査:カジナビ)で明らかとなった。

圧倒的なボリュームにお酒とのペアリング、「おせち料理」も多様性?(写真は「大丸・松坂屋」の2024年おせちお披露目会より)

調査期間は、12月11日~13日。インターネット調査に回答した全国の10~60代の男女272人(男性82名、女性187名・未回答3名)の回答をもとに、結果が公表された。

そして「おせちを食べる人」は57%、「食べない人」は43%とおせち離れの傾向が見られた。「食べない」理由として多かった回答は、「おいしくない」「おせちを食べる習慣がなかった」「おせちに使う食材は高いから」などが挙げられ、特に若年層は「食べない」と回答した割合が多かった。

「お正月のおせち料理」に関するアンケート調査の結果(調査:カジナビ)

また、おせちを食べない人が好むものは「焼肉」「お寿司」「いつも通りの料理」などが挙げられ、「おせちは食べないがお雑煮は食べる」といった意見が多く寄せられたという。

また、「おせちを食べる」派(57%)に、「おせちを手作りするか、買うか」を質問した結果、「セット購入」が最も多い結果に。お節は「作るもの」という概念から「購入するもの」という認識に変わりつつあるよう。昨今、巷には甘い菓子だけを詰め込んだ「スイーツおせち」などの「変わり種おせち」も増えてきており、今後のおせち事情も気になるところ。

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