重さ700キロ!ジャンボ鏡餅を奉納「五穀豊穣・健康長寿願う」 高根沢・安住神社

 さまざまな出来事があった2023年も残すところあと1日。栃木県内各地で新年の準備が進んでいます。

 高根沢町の安住神社では、五穀豊穣や地元の人たちの健康を願って毎年、巨大な鏡餅を奉納しています。神社の大鳥居が建立された1982年(昭和57年)から続く恒例行事で、重さは合わせて7百キロ。3段重ねの鏡餅としては国内で最も大きいといわれ、神社の水田で収穫された8俵のもち米が使われています。

 一番下の段の直径は110センチあり、あまりに重いため下から2段分の餅は神職がフォークリフトを使って供えます。さらに一番上の段は12人の巫女が担いで運び、重ねていきました。

 最後に巨大なかんきつ類の一種「晩白柚」がダイダイの代わりに乗せられ、高さ90センチの大鏡餅が完成しました。この鏡餅は、来年(2024年)2月の節分に「福もち」として参拝者に配られます。

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