今季最高球速はツインズ・デュランの104.8マイル トップ5独占

MLB公式サイトのデービッド・アドラー記者はスタットキャストの各部門で今季メジャートップの数字を記録した選手を紹介する特集記事を公開している。今季登板した全投手のなかで、最高球速を計測したのはツインズのクローザー、ヨアン・デュランだった。デュランは日本時間7月20日のマリナーズ戦でエウヘニオ・スアレスをショートゴロに打ち取った際に104.8マイル(約168.7キロ)を計測。打者を三振に仕留めたボールに限定してもデュランの104.0マイル(約167.4キロ)が今季最速だった。

スタットキャストの様々なデータを検索できる「Baseball Savant」によると、今季の全投手のなかで、球速トップ5はデュランが独占。デュランは104.4マイル(約168.0キロ)以上のボールを5球投げたが、デュラン以外の投手ではジョーダン・ヒックスの104.3マイル(約167.9キロ)が最速だった。トップ10まで範囲を広げてもデュラン以外の投手でランクインしているのはヒックスの1球だけ。12位タイの103.8マイル(約167.0キロ)でようやく「元祖・速球王」のアロルディス・チャップマンの名前が登場する。

日本人投手では藤浪晋太郎が記録した102.6マイル(約165.1キロ)が最速だった。日本時間8月7日のメッツ戦でDJ・スチュワートを空振り三振に仕留めた4シームである。102.6マイルは今季メジャー全体で178位タイの数字。ちなみに、デュランは102.6マイルだけでも14度記録している。

スタットキャストで「速球」に分類されるのは4シーム、シンカー(2シーム)、カッターの3球種だが、「速球」全体の平均球速を見てみると、やはりデュラン(101.8マイル)がトップ。エンゼルスの若き剛腕ベン・ジョイスが100.9マイルで2位となり、ジャスティン・マルティネス(100.5マイル)とヒックス(100.1マイル)も大台を超えた。藤浪は96.2マイルでメジャー96位タイ。4シームは平均98.4マイルを計測したが、カッターが平均88.2マイルとそれほど速くないため、「速球」全体ではやや数字を落としている。4シームだけに限定するとメジャー24位タイとなる。

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