崎陽軒、「紅白特製シウマイ」などの販売制限 生産設備が故障、予約分は出荷へ

淡い紅色と通常の皮で包んだ2色の「特製シウマイ」を6個ずつ詰め合わせた「紅白特製シウマイ 12個入」(崎陽軒提供)

 「シウマイ弁当」で知られる崎陽軒(横浜市西区)は、「紅白特製シウマイ 12個入」など一部製品について、販売を制限するとともに、在庫がなくなり次第、販売を一時休止すると発表した。

 紅白特製シウマイは2022年正月から期間限定で販売を始めた人気商品。生産設備の故障が原因で、担当者は「お客さまにはご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる。早期復旧に努めたい」としている。

 同社の弁当類は、本社工場(同市西区)と横浜工場(同市都筑区)、東京工場(東京都)の3カ所で製造している。中でも看板商品の「シウマイ」は横浜工場のみで製造し、今回は大きめのシウマイを作る成形機1台が故障したという。

 「紅白特製シウマイ 12個入」は当初、2023年12月31日から24年1月7日までの販売予定だったが、故障の影響で1月2日までに変更する。これまでの予約分については、予定通り7日まで出荷できる見込み。

 また、大きめのシウマイを使った「特製シウマイ」と「おいしさ長もちシリーズ」の製品は、在庫がなくなり次第、販売を順次休止する。再開は12月31日時点で1月21日頃を予定している。

 定番商品の「昔ながらのシウマイ」、「シウマイ弁当」などの製品は通常通り販売する。担当者は「一層の管理体制の強化に努めたい」と話している。

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