「訓練と分かっていても、包丁を出されるとどきどきした」 銀行強盗を想定して対処を確認 沖縄署と沖縄銀行

 沖縄署(玉那覇潤署長)と沖縄銀行コザ支店(玉那覇剛支店長)は13日、同支店で銀行強盗を想定した対応訓練を実施した=写真。署員や行員ら約30人が参加し、緊急時の対処方法を確認した。

 訓練は、包丁を持った男が「金を持ってこい。早くしろ」と脅し、現金を奪って逃走したと想定。行員は逃走する犯人にカラーボールを投げつけ、逃走経路を確認。駆け付けた警察官に犯人の特徴を報告した。

 訓練に参加した中地さよりさんは「訓練と分かっていても、包丁を出されるとどきどきした」と話した。

 同署生活安全課の山入端晃課長は「行員それぞれの役割を果たし、落ち着いて対応していた」と講評。玉那覇支店長は「年末年始はより一層、防犯意識を高めていきたい」と話した。

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