ライプツィヒで苦戦のファビオ・カルヴァーリョ、レンタル打ち切りでリバプールに復帰

リバプールへの早期復帰が決まったファビオ・カルヴァーリョ[写真:Getty Images]

RBライプツィヒは12月31日、リバプールから1年間のレンタル移籍で加入していたU-21ポルトガル代表MFファビオ・カルヴァーリョ(21)のレンタル打ち切りを発表した。

昨夏、出場機会を求めてライプツィヒへ武者修行に出たカルヴァーリョ。新天地デビュー戦となったバイエルンとのDFLスーパーカップで途中出場し、タイトル獲得に貢献。ただ、以降はポジション争いで苦戦を強いられ、ここまで公式戦15試合に出場したものの、先発出場は3試合にとどまっていた。

ライプツィヒでスポーツディレクターを務めるルーベン・シュレーダー氏は、今回の決定の理由を以下のように説明している。

「夏の間、我々はファビオ・カルヴァーリョという、可能性を秘めた若いプレーヤーと契約することができた。ファビオはここですぐに溶け込むことができたが、双方ともここでの彼の時間、特にプレータイムの点でファビオにさらなる期待を抱いていた」

「彼のポジションにおけるチーム内のクオリティとの競争のため、我々は彼にこれを保証することはできない。我々はここ数日間何度も話し合いを重ね、最終的に彼のローンを早期に終了することにした」

「我々はファビオのRBLでの努力に感謝し、彼の将来の幸運を祈りたいと思う」

カルヴァーリョはフルアムのユース出身。下部組織で育ち、2021年7月にファーストチームへと昇格する。

2021-22シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)で36試合に出場し10ゴール8アシストを記録。チームのプレミアリーグ昇格へと貢献すると、その活躍を受けて、2022年夏にリバプールへ完全移籍した。

しかし、リバプールではプレミアリーグで13試合2得点、チャンピオンズリーグ(CL)で4試合に出場。ただ、ほとんど途中出場となり、満足いく出番はなかった。

なお、今冬再レンタルの可能性が高いカルヴァーリョに対しては、国内外の複数クラブが関心を示しているという。そのなかでチャンピオンシップ(イングランド2部)のレスター・シティ、サウサンプトンといった具体的な名前も挙がっている。

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