ブルガリアとルーマニア、シェンゲン協定に参加 3月から海路と空路

欧州委員会(EC)は、欧州連合(EU)加盟国のブルガリアとルーマニアが、シェンゲン協定に参加すると発表した。

ベルギーのブリュッセルで開かれた理事会で、全会一致で決定した。3月から海路と空路で協定加盟国間の移動での出入国審査を撤廃する。陸路については議論を継続する。2011年に両国が、シェンゲン協定に参加する準備を進める意思を示していた。

シェンゲン協定は、境地加盟国内の自由移動を可能とするもので、1985年にフランス、ドイツ、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの政府間プロジェクトとして開始。現在は27か国、約400万平方キロメートル、人口約4億2,000万人をカバーする。これにより、シェンゲン協定参加国の拡大は9回目となる。

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