震度6弱の新潟長岡市、地震の影響で4人が軽傷 中之島・寺泊地域で屋根が壊れる被害、和島・与板地域では水道水の濁り続く

震度6弱を観測した長岡市中之島地域の薬師堂で倒壊した灯籠=1月2日午後3時前、長岡市杉之森

 石川県能登地方を震源とする地震で、震度6弱を観測した新潟県長岡市では、1月2日午前10時現在、大きな被害は確認されていない。長岡市危機管理防災本部によると、これまでに70代男性が室内の脚立から落下し、頭部から出血するなど4人が軽傷を負った。中之島と寺泊地域では、それぞれ建物1棟で屋根の一部が損壊した。

 長岡市内の避難所は、一時184カ所開設され、最大542人が避難したが、避難者はいなくなり2日午前8時過ぎに全て閉鎖された。

 長岡市内の市道東幹線53号の水穴町〜浦瀬町は道路の半分が陥没し、当面の間片側交互通行。寺泊藪田と寺泊大和田の林道は倒木があり、通行止めとなっている。中之島地域の高齢者施設では、入浴施設のタイルに亀裂が入り、和島体育館周辺で隆起や陥没などの被害が確認された。

 和島と与板地域では水道水が濁っている。復旧の見込みは立っておらず、長岡市は2日、和島体育館前と与板支所(保健センター)に給水所を設置した。開設期間は未定。

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新潟県内の地震関連情報まとめページ・交通情報、生活関連情報など(2024年1月2日)

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