能登半島地震から1日 状況と栃木県内からの支援

震度7を観測した能登半島地震の発生から1日が経ち、被害の状況が明らかになってきました。栃木県内でも支援の動きが出ています。

石川県のまとめでは地震発生から24時間が経った2日午後4時半の時点で少なくとも48人の死亡が確認されています。
マグニチュード7.6の地震の揺れから一夜が明け、本来は三が日の穏やかな時間が流れていたはずの街に大地震の爪痕が無数に刻まれていました。
道路や駐車場などには亀裂や地割れによる段差が目立ち数多くの住宅や店舗が無残に倒壊。
津波に襲われたとみられる漁港では船が転覆し片付けに追われる人の姿もありました。
輪島市の観光名所「輪島朝市」周辺では大規模な火災があり約200棟が燃えました。
輪島市ではビルも倒壊し生き埋めが14件発生したということです。
珠洲市の飯田港周辺では海岸から100メートルに渡り津波の影響とみられる浸水があり住宅に被害が出ました。
また、能登空港や能登島では、空港の利用客や地域住民が孤立状態となりました。

栃木県内の支援の動きです。

栃木県警察本部は人命救助などを行う広域緊急援助隊25人を石川県に派遣しています。
また、富山県滑川市と姉妹都市の関係にある那須塩原市の渡辺美知太郎市長はペットボトルや保存食などの支援物資の要請を受けたと自身のXに投稿し、市内にあるパン店が被災地支援の第一弾として約2千食のパンの缶詰を現地に送るということです。
震度7の後も断続的に地震が発生していて気象庁は、「1週間程度、特に2、3日は最大震度7程度の地震に注意が必要」と呼びかけています。

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