【ばんえい十勝・帯広記念】メジロゴーリキが正月の大一番を制する…鈴木恵「よく歩いてくれた」

1月2日、帯広競馬場で行われた8R・帯広記念(BG1・4歳以上オープン・ダ直200m)は、鈴木恵介騎乗の4番人気、メジロゴーリキ(牡10・ばんえい・松井浩文)が勝利した。2着に1番人気のメムロボブサップ(牡8・ばんえい・坂本東一)、3着に7番人気のコウテイ(牡7・ばんえい・槻舘重人)が入った。勝ちタイムは2:10.0(馬場水分2.6%)。

ばんえい重量890kg~930kgと「ばんえい記念」に次ぐ高重量戦。道中は積極的に先行するコウテイにほとんど離れずメムロボブサップ、メジロゴーリキ、コマサンブラック、アオノブラックらが並行し入れ替わりながらほとんど一団となって第二障害まで進出。

第二障害では各馬しっかりと息を入れ、コウテイが仕掛けると同時にメジロゴーリキ、コマサンブラック、アオノブラックらが続々と挑戦。コウテイが一番手でクリアするとメジロゴーリキ、メムロボブサップもクリア。

障害を下りた脚でメジロゴーリキがコウテイに並び先頭を入れ替わると、じわりじわりと差を広げ力強い脚でラストスパート。コウテイ、メムロボブサップが懸命に追いかけていくものの、最後までメジロゴーリキの脚色は鈍ることなく歩ききりゴール。嬉しい帯広記念初制覇となった。

メジロゴーリキを管理する松井浩文調教師は「帯広記念」をコウシュハウンカイで制した2020年以来8度目の制覇となり、騎乗した鈴木恵介騎手はオレノココロで制した2021年以来6度目の制覇となった。

1着 メジロゴーリキ
鈴木恵介騎手
「ハンデがあったのでどう活かすかを考えて騎乗しました。今日はスタートの出だし、道中の手ごたえが良かったです。障害のかかりも良くて、ひと腰で上がりました。障害を降りてからの競合いでは、ハンデがある分、よく歩いてくれました。レースで勝てているのは、良い馬に乗せてもらっているおかげです。今後もメジロゴーリキ共々頑張りますので、よろしくお願いいたします」

松井師「ばんえい記念一本でやっていきます」

2024帯広記念口取り(C)ばんえい十勝

松井浩文調教師
「勝ててホッとしています。今回はハンデに恵まれていたのでここは勝って欲しいなと思ってやっていました。夏場体調を崩していましたが、涼しくなって調子が戻ってきました。鈴木騎手には特に何も伝えてはいなかったのですが、レース内容は完璧だったと思います。位置取り、障害、良かったです。あとはばんえい記念1本でやっていきます。メジロゴーリキ共々応援よろしくお願いします。ありがとうございました」

メジロゴーリキ 190戦25勝(重賞10勝)
(牡10・ばんえい・松井浩文)
父:ニシキダイジン
母:メジロルビー
母父:メジロショウリ
馬主:広瀬豪
生産者:佐渡孝徳

【全着順】
1着 メジロゴーリキ
2着 メムロボブサップ
3着 コウテイ
4着 コマサンエース
5着 センリョウボス
6着 アオノブラック
7着 インビクタ
8着 ミノルシャープ
9着 コマサンブラック

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