バレーボールの第76回全日本高校選手権(春高バレー)は4日、男女各52チームが出場し東京体育館で開幕する。岩手県代表は男女ともに初日の1回戦に登場。男子の花巻東(初)は清風(大阪第2)と、女子の盛岡誠桜(3年連続28度目)は鹿児島女と対戦する。
男子の花巻東は2年生が主体のチームで、堅実なレシーブから多彩な攻撃を仕掛ける。8強入りを目標に掲げる。
坂本瑛太(3年)、金田一雄大、松田朱羽(しゅう)(ともに2年)ら豊富なアタッカー陣が強み。川村侑聖(2年)はチーム一の最高打点330センチから力強いスパイクを打ち込む。
盛岡誠桜は経験豊富なメンバーがそろう。攻守の要・柿木唯那(ゆな)主将(3年)らは3年連続の出場となり、集大成の舞台で躍進を誓う。
柿木主将や強烈なスパイクが持ち味の阿部結夏羽(ゆなは)(1年)らが得点源となる。県大会決勝でチーム最多13得点をマークした笈口(おいぐち)絢乃(3年)は「自分は重い球質が武器。相手のブロックを見て、確実に決め切る」と気合十分だ。