パドレスがコ・ウソクの獲得を正式発表 2年450万ドルとの報道

日本時間1月4日、パドレスは韓国球界からポスティング制度によるメジャー移籍を目指していた高佑錫(コ・ウソク)と2年契約を結んだことを正式に発表した。契約条件の詳細は明らかにされていないが、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、2年総額450万ドルの契約だという。韓国球界ではリーグ有数のクローザーとして活躍し、韓国代表にも選ばれていたコ・ウソク。新天地パドレスでは、ロベルト・スアレス、松井裕樹とのクローザー争いが予想される。

今回の2年契約には2026年シーズンの相互オプションが付属しており、年俸は2024年が175万ドル、2025年が225万ドル。オプションが行使された場合、2026年の年俸は300万ドルとなる(バイアウト50万ドル)。また、ポスティング制度のルールに従い、90万ドルの譲渡金が発生する。さらに、登板試合数や完了試合数に応じた出来高が設定されていることも明らかになっている。

今オフのパドレスは、守護神ジョシュ・ヘイダーを筆頭に、ニック・マルティネス、ルイス・ガルシアといった主力リリーバーがFAとなり、彼らに代わるリリーバーの確保が急務となっていた。A・J・プレラー編成本部長は松井の獲得を正式に発表した際、「彼は試合終盤のどこかで投げることになるだろう。今オフ、ほかにどんな選択肢があるかを見ていかなければならない」と語っていたが、松井に続くブルペン補強としてコ・ウソクの獲得を実現させた。現時点ではスアレス、松井、コ・ウソクの3人がクローザーの座を争うことが予想されている。

松井とコ・ウソクの獲得でブルペンはある程度、形が見えるようになったため、パドレスは今後、先発投手と外野手の補強に注力していくとみられる。先発ローテーションはジョー・マスグローブ、ダルビッシュ有、マイケル・キングに続く4~5番手に不安を残しており、外野に至っては正右翼手フェルナンド・タティスJr.しかレギュラーが決まっていない状況。ペイロール上の制約があるなか、プレラー編成本部長がどんな補強を見せるか注目したい。

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