外サク、中フワのバンズ 食欲を誘うシークヮーサーを使ったソース 名古屋の人気バーガー店が沖縄北部に

大宜味村産のシークヮーサーを使った「シークワーサーバーガー」。ドリンクとポテトが付く

[胃心地いいね](759)サニーデイズキッチン オンザビーチ 大宜味村大兼久65

 東シナ海を横目に大宜味村の国道58号をドライブしていると、大兼久の集落に入ったところで赤と白のストライプで彩られた派手な店構えに目を奪われる。

 「サニーデイズキッチン オンザビーチ」は名古屋の人気ハンバーガーショップ「サニーデイズキッチン」の2号店として昨年12月にオープンした。アメリカンダイナーのような雰囲気の店内で、県産食材にこだわったハンバーガーが味わえる。

 「ビーチハウス」がコンセプト。晴れた日には2階の席がお勧め。絶景の海が一望できる。国道58号を渡った海岸沿いに置かれたベンチテーブルで、心地よい潮風に当たりながら食事することもできる。

 自慢のハンバーガーは、つなぎを使わない100%ビーフパティを使う。

 沖縄店には、「しまバナナソースバーガー」「スパイシーミミガーバーガー」など、特に本島北部の素材を使ったオリジナリティーあふれるメニューがそろう。

 店の一推しは「シークワーサーバーガー」(税込み2200円)。大宜味産シークヮーサーの果汁と風味の立つ皮を合わせたさっぱりソースが食欲を誘う。

 名護市内で仕入れたバンズも“外サク、中フワ”でうれしい。全てのメニューにドリンクとコロンとした形のポテトが付く。

 名古屋の本店で修業した谷口菜月さん(27)と権藤(ごんどう)勇生(つよし)さん(25)はオープンを機に同村に移住した。谷口さんは「大宜味の人たちがとても優しくしてくれ、元気をもらえている」と感謝する。「北部3村の素材をたくさん使っている。やんばるのハンバーガー屋といえば『サニーデイズキッチン』と言われるようなお店を目指したい」と意気込んだ。(北部報道部・松田駿太)

 【お店データ】午前11時~午後4時。火・水曜定休日。駐車場は店舗周辺に2カ所あり、最大16台駐車できる。電話080(1073)3232

温かな接客でお客さんを出迎える谷口菜月さん(左)と権藤勇生さん=12月31日、大宜味村大兼久
サニーデイズキッチン

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