ブレーブスが新戦力のクリス・セールと2年3800万ドルで契約延長

日本時間1月5日、ブレーブスは12月末にレッドソックスからトレードで獲得した左腕クリス・セールと2年3800万ドル+球団オプション1年で契約を延長したことを発表した。トレード時にレッドソックスがセールの残り契約のうち1700万ドルを負担しているため、ブレーブスにとっては実質的に2年2100万ドルの契約となる。故障もあって近年は低迷が続いているセールの獲得を疑問視する声も出ているが、ブレーブスはセールが復活できると自信を持っているようだ。

契約の内訳は、今季の年俸が1600万ドル、来季の年俸が2200万ドルで、2026年は年俸1800万ドルの球団オプション。レッドソックスが1700万ドルを負担しているため、ブレーブスは今季ノーコストでセールを使えるということになる。

2012年から2018年まで7年連続で2ケタ勝利を挙げ、サイ・ヤング賞投票でも7年連続で得票していたセールだが、2020年にトミー・ジョン手術を受けるなど、近年は相次ぐ故障に苦しんでおり、昨季も20先発で6勝5敗、防御率4.30と思うようなピッチングができなかった。今年3月には35歳の誕生日を迎えるため、このまま下り坂となる可能性もあるが、ブレーブスのアレックス・アンソポロス編成本部長は「セールが普通のオフシーズンを過ごすのは久しぶりだ」と復活に期待を寄せている。

今季のブレーブスの先発ローテーションは、スペンサー・ストライダー、マックス・フリード、チャーリー・モートン、セールで4番手までは確定。5番手はブライス・エルダーが最有力だが、アンソポロス編成本部長はレイナルド・ロペスやAJ・スミス=ショウバーとの競争になることを明言している。

なお、40歳のモートンは今季が現役ラストイヤーになる可能性があり、フリードは今季終了後にFAとなる。来季以降の先発陣には不確定要素も多かったため、セールとの2年契約が持つ意味は大きいと言えるだろう。

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