【3連休の天気】北陸は少しの雨でも土砂災害に警戒 7日~8日は大雪のおそれも 太平洋側は晴れるも気温は右肩下がり

 きょう6日(土)から、あさって8日(月)成人の日にかけては3連休という人が多いかもしれない。地震で揺れの大きかった北陸では、きょう6日(土)は夜にかけて雨が降りやすいため、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要。なお、あす7日(日)夕方からあさって8日(月)成人の日にかけては平野部も含めて大雪になるおそれがある。交通障害に十分注意し、昼間も10℃に届かず寒さが厳しくなりそうだ。

きょう東京都心は桜満開のころの暖かさ

 3連休初日のきょう6日(土)午後は、北陸から北の日本海側を中心に雨や雪が続く見通し。特に北陸では雷を伴うおそれがある。また、地震で揺れが大きかった北陸では地盤が緩んでいるため、少しの雨でも土砂災害に警戒が必要だ。日差しは届きにくく、空気はヒンヤリと感じられそう。
 関東から西は晴れる所が多く、この時季としては気温が高い予想。最高気温は東京都心で17℃と4月上旬並みで、桜が満開になるころのような暖かさになりそうだ。午前中はくもりや雨だった九州北部から近畿北部でも、午後は次第に晴れ間が戻る見込み。

あす日本海側は広範囲で雪 北陸は大雪のおそれ

 連休2日目のあす7日(日)も太平洋側では晴れる所が多いものの、冷たい風が強めに吹きそう。最高気温はきょうより大幅に低くなる所もある予想だ。
 日本海側では朝から雲が広がりやすく、山陰から北海道にかけて山沿いを中心に雪が降る見通し。北陸の平野部では、はじめ雨の所も夕方以降はだんだんと雪に変わり、平野部も含めて大雪となるおそれがある。大雪警報が発表される可能性も中程度あり、交通障害に十分な注意が必要だ。風は強く、ふぶく所もある見通し。日本海側は昼間でも10℃に届かない所がほとんどとなりそうだ。

成人の日は晴れる所も寒さ対策万全に

 連休最終日となる8日(月)成人の日の午前にかけて、日本海側では雪の降り方が強まるおそれがある。午後になると次第に降り方は弱まり、雪はやむ所があるものの、北陸を中心に交通障害への十分な注意を続けたい。また、山沿いではなだれにも注意が必要だ。日本海側では引き続き10℃に届かず、厳しい寒さも続きそう。
 太平洋側では冬晴れが続き、空気は乾燥する見通し。暖房器具を使用する際や料理を行う際は、火の取り扱いに気を付けたい。

 また、午前を中心に風の強い状態が続くため、成人式に参列する際は万全な寒さ対策が必要。東京都心の最高気温は11℃と、この時季本来の寒さが戻る見通しだ。

(気象予報士・鈴木悠)

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