マドリー、今季セビージャで台頭のフアンルに関心か?

マドリーが関心示すフアンル[写真:Getty Images]

レアル・マドリーが、セビージャのU-21スペイン代表DFフアンル・サンチェス(20)の獲得に興味を示しているようだ。スペイン『アス』が報じている。

現在、マドリーの右サイドバックはダニエル・カルバハル(31)、ルーカス・バスケス(32)と30代前半の選手が主力を担っており、今後に向けて世代交代が必要とされるポジションだ。

そういったなか、エル・ブランコは予てより動向を監視してきた売り出し中の20歳DFへの関心を強めているようだ。

フアンルはセビージャのカンテラ出身で、今シーズンに入って台頭した多才な186cmの右サイドバック。リザーブチームのセビージャ・アトレティコではインテリオールでもプレーし、昨シーズンに武者修行に出たミランデスでは右ウイングでもプレー。現在、セビージャのファーストチームでは右のサイドバックに加え、ウイングバック、3バックの右もこなしている。

現状では守備対応の判断、強度に加えてクロス精度など課題は少なくないが、マドリーはスペインの世代別代表チームの常連であるフアンルの才能を高く評価。ポリバレント性やフィジカル面の伸びしろに期待しているようだ。
報道によると、フアンルの現状の評価額は800万ユーロ(約12億7000万円)程度だが、セビージャは2000万ユーロ(約31億7000万円)の契約解除条項を下回る金額での放出を受け入れる可能性は低いという。

マドリーの今夏のプライオリティは前線のビッグネーム、バイエルンのカナダ代表DFアルフォンソ・デイビスと言われており、セビージャが要求額を下げない限り、現状でマドリー行きの可能性は微妙なところだ。

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