横浜ゆかりの画家でイラストレーターの故・柳原良平さんの特集展示「街の中のRyo.デザイン」が横浜みなと博物館（横浜市西区）の柳原良平アートミュージアムで開かれている。3月24日まで。
ウイスキーのキャラクター「アンクルトリス」のデザインや船の絵で知られる柳原さんは、横浜の企業や団体のために描いた作品を数多く残している。
特集展示では、スーパーマーケット「もとまちユニオン」の新聞折り込みチラシをはじめ、「横浜FM」（NHK横浜放送局）の放送番組時刻表など、横浜に暮らす人々の生活に寄り添ったイラスト作品を集めた。展示している馬油「横濱バーム」（税込み1320円）は、ミュージアムショップで購入できる。
幼少期からファンだという同博物館の学芸員・島宗美知子さんは「柳原さんの作品は発注者やスポンサーの意向をくみ取り、細部まで工夫されている。間近で作品の魅力に触れてほしい」と来場を呼びかけている。問い合わせは、同博物館電話045（221）0280。
