「コロナ禍で高校生活は不完全燃焼だったから…」 20歳が夜の山に灯した「今年の1文字」は? 成人の日を前に名護市で

 沖縄県名護市の神ヶ森(じんがむい)に7日夜、成人の日恒例の光文字がともった。今年の文字は「明」。実行委員長の廣瀬敬矢さんは「明るく仕事や勉学に打ち込むとの思いを込めた」と語った。

 光文字は29回目。今年20歳になる世代は「コロナ禍で不完全燃焼な高校生活を過ごした」(廣瀬さん)ことから、新成人として明るい未来をつくる決意を表したという。

 大きさは40メートル四方で今月末まで連日午後6~10時に点灯される。実行委では点灯に必要な資金の寄付を求めている。問い合わせは廣瀬さん、電話090(6857)9747。

(北部報道部・前田高敬)

市内を見下ろす神ヶ森にともされた光文字「明」=7日午後6時20分ごろ、名護市港(小宮健撮影)

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