メッツが左腕マナイアと2年2800万ドルで合意 オプトアウト付き

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が報じたところによると、メッツは選手オプションを破棄してジャイアンツからFAとなっていた左腕ショーン・マナイアと2年2800万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。ヘイマン記者は、マナイアが今季終了後にオプトアウト(契約破棄)可能であることを報じている。今オフ、すでにFAでルイス・セベリーノ、トレードでエイドリアン・ハウザーを獲得しているメッツ。マナイアと2年契約で合意したことにより、先発投手の大きな補強は完了ということになりそうだ。

現在31歳のマナイアはアスレチックス時代に3度の2ケタ勝利をマークするなど、メジャー通算65勝の実績を誇る左腕。自己最多タイの12勝を挙げた2018年にはノーヒッターも達成している。2021年までアスレチックスでプレーしたあと、2022年はパドレスで8勝を挙げ、昨季はジャイアンツで37試合(うち10先発)に登板して7勝6敗1セーブ、3ホールド、防御率4.44を記録。シーズン最後の4登板(いずれも先発)で2勝1敗、防御率2.25と好投し、先発で起用してくれるチームへの移籍を希望してFAとなっていた。

マナイアが破棄した選手オプションは年俸1250万ドルだったが、年平均でそれを上回る2年2800万ドルの契約を得ることに成功。しかもオプトアウトの権利が付属しているため、今季好成績を残した場合は、その権利を行使して再びFAとなることができる。移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」はFA選手ランキングでマナイアを35位とし、契約規模を2年2200万ドルと予想していたが、それを上回る契約を得ることになった。

マナイアの加入により、今季のメッツの先発ローテーションは千賀滉大を軸に、ホセ・キンタナ、セベリーノ、マナイア、ハウザーという顔ぶれになることが予想される。昨季9勝のタイラー・メギル、同4勝のジョーイ・ルケーシーらもデプス要員として控えており、ひとまず先発補強は完了したとみられる。補強ターゲットとして今永昇太、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、ホワイトソックスのディラン・シースらの名前も取り沙汰されたが、引き続き彼らの獲得を狙う可能性は低そうだ。

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