9日(火)北陸は雨予報 土砂災害に十分注意を 落雷・突風にも注意

 日本海側の雪や雨の地点は、今夜にかけて次第に少なくなる見込み。ただ、あす(火)は再び降水の範囲が広がり、北陸の沿岸は雪ではなく、雨の降る所が多くなりそうだ。土砂災害や屋根からの落雪、積雪の重みによる建物への影響、積雪の多い地域はなだれにも注意が必要となる。雷を伴う所があるため、落雷や突風にも注意が必要だ。

火曜日 北陸で雨の所も

 日本海側でも今夜はいったん雪や雨の止む所が多いが、能登など北陸の沿岸や北日本は、あす(火)朝から再び雪や雨が降り出す所がある見込み。きょうより気温が上がるため、北陸は雨の所が多くなりそうだ。積もった雪が水気を含み、さらに重くなることも考えられる。建物にかかる負担や、屋根からの落雪に注意が必要だ。また、地震の影響で地盤の緩んでいる地域は、少しの雨でも土砂災害の危険度が高まるの注意が必要となる。

 また、あす(火)は前線の影響で、沖縄は午後から雨脚の強まる所があり、九州も一部で雨が降る見通し。その後、西日本は10日(水)にかけて複数の低気圧の影響を受けるため、太平洋側を含めて雨の降る所がありそうだ。特に山陰など日本海側、加えて北陸は10日(水)は本降りの雨となり、午後は風が冷たくなるので注意が必要となる。

 11日(木)は西日本を中心に天気が回復し、北陸など日本海側でも晴れ間がありそうだ。ただ、全国的に空気が冷たい一日で、関東は朝まで沿岸を中心に雪や雨の降る可能性がある。天気の変化が早く、12日(金)は北日本や北陸で雪や雨が降り、風が強まり荒れた天気となるおそれがある。13日(土)は北陸の平地で、再び雪が降るくらい寒くなるので注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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