今永昇太争奪戦のファイナリストは4球団 交渉期限まで残り4日

ポスティング制度によるメジャー移籍を目指している今永昇太。メジャー各球団との交渉期限(45日間)は日本時間1月12日午前7時であり、残り4日となった。MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ記者は「今永に対して少なくとも5チームが興味を持ち続けている」とリポート。一方、米メディア「ジ・アスレチック」のジム・ボーデン記者や米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は「今永争奪戦のファイナリストは4チームに絞られた」と伝えている。いずれにせよ、争奪戦が最終局面を迎えていることは間違いなさそうだ。

モロシ記者は具体的なチーム名に言及していないが、ボーデン記者はカブス、エンゼルス、ジャイアンツ、レッドソックスの4チームがファイナリストであることを伝えている。また、ナイチンゲール記者は「レッドソックスとカブスを含む4チームが真剣に今永の獲得を狙っている」と報じており、ボーデン記者が伝えている内容が大きく間違っているということはなさそうだ。

カブスはジャスティン・スティール、ジェイムソン・タイオン、カイル・ヘンドリックスに続く先発投手の確保が急務。エンゼルスはエースの大谷翔平が抜けた穴を埋めなければならない。ジャイアンツはアレックス・カッブとロビー・レイが故障で開幕に間に合わないため、計算できる先発投手がエースのローガン・ウェブだけという状況。レッドソックスはクリス・セールをトレードで放出したため、先発ローテーションに穴が開いている。このように、ファイナリストと目される4チームには今永を必要とする明確な理由が存在する。

一時はヤンキースとメッツも今永の獲得を狙っているとみられていたが、ヤンキースはフライ系投手で被本塁打が多い今永がヤンキー・スタジアムにフィットしない可能性があることを懸念し、争奪戦から撤退した模様。メッツはショーン・マナイアと2年契約で合意したことが報じられており、今永の獲得に動く可能性は極めて低くなった。

「先発2~3番手のポテンシャルを秘める」と評価され、総額1億ドルを超える大型契約を得ることが有力視されている今永。どのチームが争奪戦を制すのか、残り4日の動向に注目が集まる。

The post 今永昇太争奪戦のファイナリストは4球団 交渉期限まで残り4日 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.