シェルターで絵学んだ女性 若者にエール

シェルターで絵学んだ女性 若者にエール

 子どもシェルターで絵を学んだ女性が8日、千葉市で絵画の個展を開き若者にエールを送りました。

 千葉市美術館で個展を開いた大田垣光月さんは、高校進学後から父親から精神的虐待を受けるようになり、高校3年生の時に女性専用シェルターで生活を送りました。

 大田垣さんはシェルターでの生活で、自身のやりたいことを応援してもらい、絵を描くことの楽しさを学んだ経験から、自身と同じ境遇の若者にエールを送ろうと個展を開きました。

 油絵具やクレヨンを使って描かれた大田垣さんの作品は個展で販売もされ、売上金の一部を自身が過ごしたシェルターの運営団体に寄付するということです。

大田垣光月さん
「成人の日ということで若い人に私の活動を見てほしいと思ったのと、成人おめでとうの気持ちもあるので、このタイミングで個展を開くと気持ちが伝わると思う」「困っていることがあれば周りの人に相談するとか、相談窓口や「いのちの電話」とかもあるので、まずは電話をして自分の思いを誰かに伝えて必要な支援を受けてほしいと思う」

© 千葉テレビ放送株式会社