マナイアと契約合意のメッツ 引き続きトレードで先発補強を狙う

ジャイアンツからFAとなっていた左腕ショーン・マナイアと2年契約で合意したことが報じられているメッツ。これで千賀滉大、ホセ・キンタナ、ルイス・セベリーノ、マナイア、エイドリアン・ハウザーと先発5枚が揃い、タイラー・メギル、ジョーイ・ルケーシー、デービッド・ピーターソンとデプス要員も確保しているため、今オフの先発補強は完了したかに思われた。しかし、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、メッツは引き続きトレードでの先発補強を目指しているようだ。

フェインサンド記者は「メッツの先発補強は終わっていない」とリポート。ブレイク・スネルやジョーダン・モンゴメリーといったFA市場に残る大物投手を獲得する可能性は低いものの、ある関係者は「デービッド・スターンズ編成本部長はさらなる先発補強のためにトレード市場で活発に動いているようだ」と話しているという。

もちろん、これは必ずしもメッツが大物投手を手に入れようとしていることを意味するわけではなく、先発6番手以降に入るデプス要員の増強を狙っているだけの可能性もある。しかし、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者は先週の時点で、メッツがディラン・シース(ホワイトソックス)の獲得に興味を示していることを報じており、大物投手の獲得を狙っている可能性も捨て切れない。

メッツは現時点で予想されるローテ5人のうち、キンタナ、セベリーノ、ハウザーの3人が今季終了後にFAとなる。また、マナイアも今季終了後にオプトアウト(契約破棄)が可能なため、来季は千賀しか残らない可能性もあるのだ。そうした事情を踏まえると、FAまであと2年保有できるシースの獲得を狙うのは理にかなっていると言えるかもしれない。

なお、今季終了後にはザック・ウィーラー(フィリーズ)、コービン・バーンズ(ブリュワーズ)、マックス・フリード(ブレーブス)、ウォーカー・ビューラー(ドジャース)といった大物投手がFA市場に出てくる予定。来オフはスティーブ・コーエン・オーナーの資金力を生かし、複数の大物投手を獲得する大型補強を実現させる可能性もありそうだ。

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