万博で夢より「被災地復興復旧」と維新に問い

 立憲民主党の蓮舫参院議員は日本維新の会の馬場伸幸代表が5日の記者会見で能登半島地震の復興復旧に大阪万博が資材、人材で取り合いになるのではないかと懸念する記者の問いに「(あったとしても)ごく一部と思う」と答えたことに「東日本大震災の時は全国から重機を被災地に回しました」と優先すべきは「被災地の復興復旧」と8日までにXで発信した。

 馬場氏は会見で「パビリオンなどの建設資材がライフラインや住宅復旧とイコールではないと思う」とするとともに「万博準備は復興と同時並行でやっていくべき」との認識を示した。

 また「(万博は)北陸のみなさんにも、新たな夢や希望をもって、明るい将来の歩みを進めてもらえるイベントになるのではないか」と夢や希望を提供する機会になるとした。

これについても蓮舫氏は「今なお余震が続く被災地のために出来ることは大阪万博の夢や希望ではなく、被災地支援しかない。そのための政治でしょう。維新のみなさん」と視点を被災地の今に向けて対応するよう呼びかけた。(編集担当:森高龍二)

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