カブスが今永昇太を獲得へ 米記者が報道 今オフ初の大型補強に

日本時間1月10日、ポスティング制度によるメジャー移籍を目指していた今永昇太が暫定的にカブスと合意したことが明らかになった。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者など、複数の米メディアが報じている。契約条件の詳細はまだ明らかになっておらず、今永はシカゴで契約前の身体検査を受ける予定。ポスティング制度の交渉期限が2日後に迫っていたが、ようやく交渉がまとまったようだ。

ブリュワーズとの契約が満了したクレイグ・カウンセル監督を大型契約で引き抜いたあと、静かなオフシーズンを過ごしていたカブスが先発ローテーションの一角を担う左腕を手に入れた。山本由伸ほどではないものの、一部のスカウトからは「先発2~3番手のポテンシャルを秘める」と高い評価を受けている今永。カブスは今オフ、マーカス・ストローマンがオプトアウト(契約破棄)の権利を行使してFAとなっており、その穴を埋める働きが期待される。

カブスの先発ローテーションは、昨季16勝を挙げたジャスティン・スティールを軸に、ジェイムソン・タイオン、カイル・ヘンドリックス、今永で5枠中4枠が確定。残りの1枠をジョーダン・ウィックス、ハビアー・アサッド、ヘイデン・ウェスネスキー、ベン・ブラウンといった若手たちが争うことになるだろう。

カブスには鈴木誠也が所属しており、アメリカの地で新生活をスタートする今永にとっては頼もしい存在となるはず。大谷翔平と山本由伸が加入したドジャースばかりに注目が集まっているが、「打」で鈴木、「投」で今永が重要な役割を担うカブスも目が離せないチームとなりそうだ。

また、カブスが所属するナ・リーグ中地区は決してレベルの高い地区ではないため、昨季惜しくもポストシーズン進出を逃したカブスにも十分にチャンスがある。日本人選手2人がチームを牽引し、カブスを2020年以来4年ぶりのポストシーズン進出に導けるか注目だ。

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