ソフトB東浜投手や沖縄出身の選手らがアドバイス 野球教室に290人参加 沖縄・北谷町

子どもたちと交流する東浜巨選手(左)=12月30日、北谷町・Agreドーム北谷

 【北谷】県出身のプロ野球選手らによる野球教室が12月30日、北谷町のAgreドーム北谷であり、県内の43少年野球チームから約290人が参加した。ソフトバンクの東浜巨(なお)選手や砂川リチャード選手、日本ハムの上原健太選手、中日の仲地礼亜選手ら18人がボランティアで駆け付け、ピッチングやバッティングの練習を見守った。

 東浜選手に「去年の野球教室にもいたよね」と声をかけられた今帰仁ジュニアの安村奏哉さん(今帰仁小6年)は「何でか覚えててくれた!」と興奮した。同小6年の饒辺夢叶(ゆうと)さんは、東浜選手のグラブに緑色と金色でシーサーが描かれているのを発見。「ねぇ、どうやったらこんなに派手なの作れるの? 俺も欲しい」と笑った。

 東山少年団の謝花優斗さん(宮森小6年)は、約2年使っている自身のグラブを東浜選手にはめてもらい、「ひもの部分がもっと柔らかくなったらいいね」とコメントしてもらった。

 取り組みは4回目。沖縄市で「水屋の一平さん」を営む久保田一平社長が、同じうるま市出身で沖尚野球部の同級生に当たる東浜選手に提案して始めた。今回県内外から約130企業と80個人が協賛したという。(中部報道部・平島夏実)

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