「院内警察」桐谷健太、瀬戸康史、長濱ねる、市村正親によるぶっちゃけトークイベントが開催!

フジテレビ系で1月12日にスタートする連続ドラマ桐谷健太主演の連続ドラマ「院内警察」(金曜午後9:00。初回は15分拡大)の放送直前トークイベントが行われ、主演の桐谷健太、共演の瀬戸康史長濱ねる市村正親が出席した。

「院内警察」は、原作・酒井義氏&漫画・林いち氏による「院内警察 アスクレピオスの蛇」を原作とした医療エンターテインメント。日本ではまだなじみの薄い“院内交番”を舞台に、元警視庁捜査一課刑事の院内刑事と天才外科医の“正義”がぶつかり合う姿を描く。

元警視庁捜査一課・武良井治(桐谷)は、日本有数の大病院・阿栖暮総合病院内に設置された院内交番に所属。室長の横堀仁一(市村)と2人で交番を運営していたが、交番事務員として川本響子(長濱)が配属されてくる。そんな中、阿栖暮総合病院が誇る若き天才外科医・榊原俊介(瀬戸)がドイツから帰国。武良井は、事あるごとに榊原に絡み、業務範囲を超えて執拗(しつよう)に粘着する。武良井が警視庁捜査一課というエリートの肩書を自ら捨て、阿栖暮総合病院に来た理由には榊原とどんな関係があるのか!?

キャスト陣は、実際に撮影が行われているセット内に役衣装で登場。ドラマの見どころと裏話が満載の“ぶっちゃけ白黒トーク”を繰り広げた。

あらためて、演じる役柄について聞かれた桐谷が「(演じる武良井は)元警視庁捜査一課で、プロファイリング能力もあって洞察力もある男です」と説明すると、本イベントのMCを務めた伊藤利尋アナウンサーから「武良井は棒付きキャンディーをなめるシーンが多いそうですね」と振られ、「そうですね。それにもいろいろ理由がありまして…。たくましさもあって、心も強い男だと思うんですけど、何かに頼りたいのもあるんじゃないかなと。それがもしかしたらこれなんじゃないかな」と意味深に答え、第1話を見たらヒントがあることを明かした。

さらに、伊藤アナは現場のアドリブ合戦について話を聞いていく。中でも患者役のでんでんとのアドリブがすごいらしく「アドリブ合戦というよりも、でんでんさんのアドリブをがっつり受けている感じです。だから『どんどんさん』と呼んでいます」と言うと、瀬戸が「なるほど、どんどんきちゃうんだ!」と大爆笑。桐谷は「僕の中ではでんでんではない(笑)。どんどんさんのアドリブがすごく面白いのでそこも見ていただきたいです」とアピールした。

すると瀬戸から「リハーサルと本番で違うんですか?」とツッコミが入り、「ちょっと変えてくる時もあります」と答えた桐谷に、瀬戸は「なるほど、安心していられないですね」と同情。さらに、桐谷は「こちらは武良井としての感じでいくのですが、そこをどんどんさんが“でんでんくるので!”(笑)。刺激になりますし、本当に素晴らしい役者さんだと思います」と話し、一同は大爆笑。

続けて、瀬戸が演じる天才外科医・榊原俊介の話題へ。「天才外科医なので手術シーンは難しかったりしますけど、それは覚悟していたことなので大丈夫。でも、割と無表情なことが多いんですよ。原作漫画の方がもう少し表情豊かに描かれている感じです」と表情に関して思うところがあるようで、「こういう座談会の時に笑顔を見せていいのかなと思います」と悩んでいることを告白。しかし、伊藤アナから、「番宣でお出になったバラエティーでは皆さん相当笑顔でしたよね」とバラされ、桐谷も「番宣でも榊原でいられたら困る」と言って、笑顔を推奨。瀬戸は「無表情なんですけど、そこから読み取れるものを、いろいろと考察しながら見ていただける人物なのかなと思います」と、榊原の魅力を語った。

劇中ではバチバチにぶつかる武良井と榊原。それに関して桐谷は「2人の過去とか、さまざまなことがどんどん明るみになるたびに謎が解けていく」と解説。さらに、桐谷5年ぶりの共演になる瀬戸は「こんなに桐谷さんと絡めるんだっていう感じですね」と喜び、桐谷は「5年前の作品の時はもうちょっと現場でざっくばらんに話していましたけど、今回はお互い現場で撮影モードに入ると、いつもと違う雰囲気。意識して距離を置いているわけじゃないけど、やっぱりなんか空気感は違う感じはあるかな」と述べた。大変なシーンが終わった時、瀬戸のことを桐谷がねぎらってくれたということで、桐谷もバチバチにぶつかった熱いシーンの後は、さすがに近づいていったそう。役柄とは違い、仲のよさが垣間見えた。

院内交番の事務員・川本役の長濱は「川本は、ちゃんと心(しん)があって、武良井さんに振り回されながらも仕事に対して熱い思いを持っているキャラクターです。桐谷さんの周りでわちゃわちゃ動いている感じですけど、お芝居の勉強をさせてもらっています」と笑顔でコメント。実は、上司の横堀にときめくほどの“枯れ専”という川本の設定について「横堀さんにキュンキュンするシーンがたくさんあるんですけど、(市村さんは)普段からとっても優しくてチャーミングな方なので、カメラが回っていないところでもキュンキュンすることが多いです」と、長濱がはにかむ。

すると桐谷から「後半、もしかしたら1話丸々、2人だけの話があるかも…」とふざけて提案が。長濱も「いいんですか? 2人だけで」と、まんざらでもなさそう。どんなシーンがキュンキュンするのかを聞かれると「横堀さんに見つめられるだけで川本的にはやられてしまうので、キュンとしている時のいろいろな表情を考えて、お芝居のレパートリーを増やしています」と答えた長濱に、市村が「キュンとするお芝居も、こんなにたくさんのバリエーションがあるんだって勉強になりました」と感心していた。

そんな市村は、院内交番の室長役を務める。「(院内交番には)たった3人しかいないですけど、こういう役は初めてなんです。どちらかというとアクの強い役が多かったんですけど、今回はそれをすべてなくさないといけないので難しいです」と話し、役づくりについてのエピソードを明かした。「最近怒るということをあまりしなくなりました。子どもが何かやっても『あ、いいよ』『勉強? やらなくていいよ』って。そこから入っていかないと優しい顔にならない。だから、子どもにはなめられています」と優しい笑みを浮かべた。

桐谷は、そんな市村が演じる横堀に関して「一歩離れて見守ってくれてるっていうキャラクターですね」と語り、温厚で優しい市村本人と違和感がないと称賛。これには市村も「昨年、役者生活50周年を迎えて、世の中も厳しい時代だけども、平和に穏やかな路線で行けよと言われているのかなと思っています」と謙虚な姿勢を示した。そんな大先輩に対して「現場のムードメーカーでいらっしゃって、控室でもいろいろな人に声をかけて、みんなが元気になるようにしてくれています。体も柔らかいですし、急に片足をフワッと上げたりしてくれて、そういうのもすごく楽しい」とコメントした。

さらにトークはディープなぶっちゃけトークへ突入。長濱がレゴブロックの達人で、新品の箱を撮影現場に持ってきて収録中に仕上げるというエピソードや、早朝ゴルフにはまっているといった意外な趣味を持っていることが暴露される。また、“どんどんさん(でんでん)”から明かされる、桐谷のアドリブ返しの素晴らしさについて盛り上がる一面も。ほかにも、さとうほなみ、工藤美桜から、座長・桐谷への質問状に答えるコーナーも。

最後には、今年の抱負を1文字の漢字にして書いてもらったフリップを見ながらトーク。「これからも、愛を忘れないように優しく生きていきたい」と言う市村は「愛」。長濱は「今年は健康づくり、体づくりを意識して自炊に挑戦したい」と「炊」を掲げた。

瀬戸は「変」と書き、「緊張しいなので、いつもドキドキしちゃう。そういう自分を乗り越えたいなと思って。変化すら楽しみたいなと思っています」と説明。

桐谷は「脱」の文字を選び、「段々、脱力というか、そういう感じが心地いいなという感覚になってきて。今まで力を入れてやってきたからこそ、気付ける部分があると思います。両方を使い分けられたら面白いなと思います」と理由を述べた。そして、「素晴らしいキャストの皆さんと、情熱的なスタッフさんと、純度の高いすてきな作品ができました。医療ドラマと刑事ドラマが合体した、すてきなエンターテインメント作品になっています。ぜひ、金曜9時は一緒に時を過ごしましょう。よろしくお願いします!」と締めくくった。

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