人気は爽やかバジルそば エステサロン・よもぎ薬草蒸し・ギャラリーも併設 喫茶ジャーン「癒やされに来て」 沖縄・八重瀬町

 沖縄県八重瀬町仲座にある「喫茶ジャーン」の看板メニューは、バジルを麺に練り込んだ「バジルそば」だ。スープはレモングラスを加えて煮立てたかつおだし。麺の上にはハーブと桜チップで2日間スモークした自家製チキンが添えられている。爽やかで上品な後味が特徴だ。

 同店は、店主の喜屋武宰知(さいち)さん(43)と、妻ののぞみさん(43)さんが、もともと父親が経営していた岩盤浴場「石のゆ伊の前館」の施設を2020年に引き継いで開店した。

 宰知さんはアーティストの顔もあり、店内には自身で描いたポップアートが飾られている。内装はしゃれたレトロ・ヨーロピアン調。併設のギャラリーには、自作のシルクスクリーンの絵画が展示され、客の目を楽しませている。

 施設内には、エステサロンとよもぎ薬草蒸しのコーナーも。宰知さんの妹の志野さん(35)が担当する。よもぎ薬草蒸しは、韓国の歴史ある民間療法で、不眠症の解消や免疫力向上の効果があるという。のぞみさんは「店のこだわりは、一言でいえば癒やし。食事と美容、そしてアートを楽しんで」と呼びかけている。(仲栄真宏通信員)

看板メニューの特製バジルそば
落ち着いた店内でバジルそばを提供する店主の喜屋武宰知さん(中央)ら=12月27日、八重瀬町仲座

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