チェルシーで真価を発揮するパーマー、シティ退団は本意ではなかった「残留か完全移籍のどちらかと言われた」

写真:パーマーはチェルシーに移籍してその実力を証明している

チェルシー所属のイングランド代表MFコール・パーマーは、マンチェスター・シティ退団は本意ではなかったと語った。イギリス『スカイスポーツ』が伝えている。

2023年9月、4700万ポンドの移籍金(約87億円)でチェルシーへ移籍したパーマーは新天地で公式戦21試合に出場し、8ゴール7アシストを記録している。チェルシーにとって重要な選手となったパーマーだが、マンチェスター・シティを退団するつもりはなかったという。

パーマーは『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、U-8の頃から過ごした古巣を去った理由を語った。

「退団するつもりはなかった。1年間レンタル移籍して、またシティのトップチームに戻るつもりだった。でも、レンタル移籍はできないと言われた。残留するか完全移籍のどちらかだと言われたんだ」

「そこにチェルシーから電話があった。そして僕はチェルシーに移籍すると伝えたんだ。今はチェルシーにいられてうれしいし、移籍するという決断をして本当に良かった」

チェルシーを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督はパーマーを高く評価しており、アルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアのような選手になる才能があると発言していた。パーマーは監督からの評価についてこう語った。

「なんて選手なんだ。もちろん高い評価だけど、僕はディ・マリアのレベルにはまだ遠いよ」

また、パーマーはポチェッティーノ監督の人柄についても語った。

「ポチェッティーノはクラブのスタッフ全員や選手、誰に対しても同じように接しているんだ。監督は色々なことを尋ねてくるし、僕に対して純粋に興味を持ってくれている。すばらしいよ」

パーマーがチェルシーで記録しているリーグ戦8ゴール4アシストという成績は、いずれもチームトップの数字である。パーマーは新天地での自身の活躍が、予想以上のものであったと語った。

「チームに入って、ピッチで自分の実力を証明したかったんだ。でも、チームに入ってすぐに活躍できたのは、自分でも驚いている」

昨シーズン、当時マンチェスター・シティに在籍していたパーマーは、チームメートの活躍をベンチから眺める日々が続いた。しかし、2023年11月に行われたマンチェスター・シティとの試合では、3-4でチェルシーが1点ビハインドの後半95分、パーマーがPKを決めて試合を引き分けに持ち込んだ。

この試合、マンチェスター・シティの選手たちを差し置いて“マン・オブ・ザ・マッチ”に輝いたのはパーマーであった。

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