ヤンキースが右腕ウィーバーと再契約へ 1年200万ドルで契約合意

ヤンキースが先発要員を確保した。日本時間1月12日、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が報じたところによると、ヤンキースは自軍からFAとなっていた右腕ルーク・ウィーバーと1年200万ドルで再契約を結ぶことで合意に至ったという。2025年は年俸250万ドルの球団オプションとなっており、2024年の投球イニング数に応じて最大で年俸600万ドルまでアップ。2024年も出来高が設けられており、ウィーバーは2年間の総額で最大825万ドルを手にすることができるようだ。

現在30歳のウィーバーはカージナルス時代の2017~18年に2年連続で7勝を挙げるなど、メジャー通算27勝の実績を持つ右腕。昨季はレッズで開幕を迎えたが、不振が続いて8月中旬に解雇され、マリナーズと契約したものの、そこでも活躍できず、9月中旬にウエーバーでヤンキースに拾われた。ヤンキースでは3試合に先発して1勝1敗、防御率3.38を記録。シーズントータルの成績は、29試合(うち25先発)に登板して123回2/3を投げ、3勝6敗、防御率6.40、109奪三振だった。

ヤンキースは昨年9月に加入してからの3試合のピッチングを評価し、メジャー契約を与えることを決断したのだと思われる。3試合とも80球に満たない球数でマウンドを降りているが、9月22日(現地時間)のダイヤモンドバックス戦では6回途中まで4安打に抑え、無四球無失点の好投で勝利投手に。3試合で13回1/3を投げて16個の三振を奪った一方、与四球は3個にとどめた。

今季のヤンキースの先発ローテーションは、昨季サイ・ヤング賞を受賞したゲリット・コールが軸となり、カルロス・ロドン、ネスター・コルテス、クラーク・シュミットという顔ぶれ。ブレイク・スネルやマーカス・ストローマンの獲得を狙っていることが報じられているが、ウィーバーとの再契約はあくまでも選手層に厚みを加えるための動きであり、大物先発投手獲得への影響はないとみられる。補強に失敗し、ウィーバーが先発5番手としてローテ入りするような状況になると、今季もヤンキースは苦しい戦いを強いられるだろう。

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