古民家の塗り直しに特化した新商品 矢巾、塗料製造業のシオン

古材の塗り直しに特化したシオンの新商品「木守り専科 古民家再生塗料」

 矢巾町の塗料製造業シオン(石川公一郎社長)は、古民家の塗り直しに特化した新商品を開発した。劣化を抑制しながら、風合いのある古材を美しく、安全に再生できる自然素材の塗料。2023年の法改正で古民家リノベーションへの関心が高まる中、活用を促進させるツールとして浸透を期待する。

 「木守り専科 古民家再生塗料」は、植物油や天然顔料などを原料とする同社の主力商品・木部用自然塗料ユーオイルに、風雨や紫外線への耐候性を高めるフッ素と、防アリ・防虫成分などを配合して作った。

 屋内用(1リットル1万670円)と屋外用(同1万4080円)の塗料、下塗り剤(同9130円)の3種を発売。塗料は枯茶色やあかね色など古民家になじむ11の和の色をそろえる。

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