26日開会の通常国会前に集中審議を 泉代表

 立憲民主党の泉健太代表は12日の記者会見で、26日から始まる通常国会前に、能登半島地震による震災対策について「集中審議してもらいたい」と開会前の集中審議の場を求めた。

 泉代表は「(被災地の)地元から数多くの要望が上がってきており、政府に届けているが、必ずしも国民の皆さまに今何が課題になっているのかということが伝わっていないところがある。国会内でも共有されていないところがある」と集中審議を求める理由を語った。

 泉代表は「国会で審議は、広く国民に今何が課題なのかを伝える場でもあるので、通常国会開始とは別に、国会開会前に集中審議を行ってもらいたい」と繰り返し求めた。

 泉代表は政治資金パーティーをめぐる裏金問題について「閉会中審査、政治倫理審査会の開催、小泉龍司法務大臣の辞任を求めてきているので、これは実現するべき」とした。

 そのうえで、泉代表は「通常国会が始まれば震災対応について論点になるし、様々、申し入れをしていきたいと思っている。また予算の検証を行う。政治とカネの問題、政治資金規正法について、野党がまとめる改正案を自民党がのむ、政府がそれを受け止めるとの認識をもってもらいたい」と野党案に応じる姿勢を求めた。

 また「派閥が裏金づくりの温床になっているということであれば、派閥は解消すべき。少なくとも今の派閥は裏金の温床」と派閥の解消を求めた。「今ある組織をなんとなく衣替えするくらいでは根本解決にならない」と断じた。(編集担当:森高龍二)

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