鹿沼で春を告げる「ロウバイ」満開に

 暦の上では小寒も過ぎて、これから寒さが本格化する時期ですが、鹿沼市では、冬を彩る早春の花「ロウバイ」が見ごろを迎え、訪れた人たちを楽しませています。

 ロウバイは中国原産で、花びらがロウ細工のように薄く透き通っているのが特徴です。

 鹿沼市上永野にある「蝋梅の里」です。オーナーの大貫孝之さんが、15年前にオープンし、広さは、およそ1・3ヘクタールあります。緩やかな斜面に6種類およそ4千本のロウバイが植えられていて、そのうちの3種類が満開を迎えています。

 濃い黄色で丸い形の「満月」は、ロウバイの中で最も早く花をつける品種で、去年11月に開花して甘い香りを漂わせています。レモンイエローの、薄く透き通るような清楚なイメージの「素心」です。このうち1本が、大貫さんも「初めて見た」という白っぽい花をつけました。

 他にも、花びらが下向きで流れ星を連想させる「流星」が満開となり、訪れた人は黄金色の花びらと、青空のコントラストを満喫していました。

 蝋梅の里では、これから遅咲きの品種「福寿」や「原種」などが花を咲かせ、3月下旬まで楽しめるということです。

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