地域の課題解決へ 取り組みたたえるフォーラム

 高齢化や貧困など、地域の課題を解決するための取り組みを発表するフォーラムが1月12日、栃木県庁で開かれました。

 「地域で輝くふくしのチカラ実践フォーラム」は県が、NPO法人などの団体が取り組む福祉活動を促進するため開いているもので、1月12日は、会場とオンラインで合わせておよそ90人が参加しました。

 フォーラムでは、優れた取り組みを行う団体の表彰式が行われ、最優秀賞と優秀賞に選ばれた団体が、活動内容を発表しました。

 最優秀賞に輝いたのは、宇都宮市のNPO法人「栃木県こども応援なないろ」で、学校内で食の支援が受けられる場所「フードパントリー」を開催する取り組みです。「なないろ」は地域の企業から提供を受けた廃棄予定の食品を市内4か所の学校で無料で配布しています。全ての生徒に配布することで貧困家庭が特定できない仕組みになっていることなどが評価されました。

 優秀賞には地域のさまざまな世代が交流できる居場所づくりや健康に関する悩みを看護師に気軽に話せる相談窓口などの取り組みが選ばれました。

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