34歳のカルバーソンがブレーブスとマイナー契約 投手に本格転向

三塁を中心に、内外野を守れるユーティリティ・プレーヤーとしてメジャーで11年間プレーし、通算590試合に出場してきたチャーリー・カルバーソン。昨季はメジャーでわずか1試合の出場にとどまったが、投手として新たにキャリアを開始することになった。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、カルバーソンはブレーブスとマイナー契約を結び、投手としてスプリング・トレーニングに参加する予定だという。34歳のベテラン内野手の新たな挑戦が幕を開ける。

カルバーソンはメジャーでの登板経験がないわけではない。2018年から2022年まで5年連続で野手登板をしており、合計8試合に登板。7回1/3を投げ、被安打7、与四球3とランナーを出しているものの、失点は2018年の初登板時の1点だけであり、防御率1.23という数字を残している。速球は最速で93.7マイル(約150.8キロ)を計測した。また、昨季はマイナーAAA級で4試合に登板。防御率4.91を記録した。

野手としてのカルバーソンは、メジャー通算590試合に出場して301安打、打率.248、30本塁打、145打点、21盗塁、OPS.680を記録。キャリアハイのシーズンはブレーブスでプレーした2018年で、この年は自己最多の113試合に出場し、打率.270、12本塁打、45打点、4盗塁、OPS.792の活躍を見せた。2016年と2017年にドジャース、2018年と2020年にはブレーブスでポストシーズンの舞台も経験している。

野手から投手に転向したメジャーリーガーの例としては、ジェイソン・レーンやアンソニー・ゴースが挙げられるだろう。レーンは2005年にアストロズで26本塁打を放ったこともある元外野手。2014年にパドレスで投手としてメジャー復帰を果たし、3試合に登板した。ゴースは2015年にタイガースで140試合に出場したこともある元外野手。強肩を生かすために投手に転向し、2021年にインディアンスで6試合、2022年にはガーディアンズで22試合に登板した。カルバーソンが彼らに続くことができるか注目だ。

The post 34歳のカルバーソンがブレーブスとマイナー契約 投手に本格転向 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.