【DeNA】石田健、カブス入り今永を絶賛「うまく対応するタイプ」 浜口もエール「一ファンとして応援」

来季の意気込みなどを語る横浜DeNAの(左から)浜口、石田健=横浜市内

 横浜DeNAの石田健大(30)、浜口遥大(28)の両投手が14日、米大リーグ、カブスへの入団が決まった今永昇太投手(30)にエールを送った。入団以来、ハマのエースと切磋琢磨(せっさたくま)してきた2人は、仲間の大きな挑戦に期待を寄せるとともに、託されたリーグ優勝に向けて投手陣をまとめていく。

 今永の1学年上、石田健はユーモアなスピーチで入団会見する後輩を「いつも通りという感じ。ああいうのは上手」と絶賛。「野球でもうまく対応するタイプ。必ずいい成績を残すと思っている」と笑顔で話す。

 浜口はかねて今永本人から米国で野球をやりたいと聞いていたという。「一ファンとして応援したい。今永さんらしく自分の野球を見せられたら絶対に活躍できると思う」と応援した。

 石田健は今オフ、国内フリーエージェント(FA)権を行使しながら残留を決断。浜口は昨季3勝7敗と振るわず、シーズン後もプエルトリコで外国人打者と対戦を重ねてきた。

 チームの絶対的な柱が抜けた今季、経験豊富な両左腕の言葉には一層責任感がにじむ。「外から見ても絶対大きな穴だと言われていると思う。自分が投げる試合は全部勝つ気持ち。先発陣がライバルでありながら一つになって戦っていかないといけない」と石田健。浜口も「自分がやれることをアピールする中で先発ローテーションの枠をつかみにいく」。今秋、仲間に吉報を届けるべく腕を振る。

 石田健、浜口両投手は同日、横浜市都筑区の商業施設で行われたイベント「Hisense presents 横浜DeNAベイスターズ選手トークショー」に参加し、ファンからの質問に応じるなど交流した。

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