【日経新春杯】菅原明「よく走ってくれました」ブローザホーンが重賞初制覇

1月14日、京都競馬場で行われたG2・日経新春杯(芝2400m)は、1番人気のブローザーホーンが重賞初制覇。混戦のゴール前を外から力強く差し切った。中野栄治調教師は2月での定年を前に嬉しい重賞勝ちとなった。

日経新春杯、勝利ジョッキーコメント
1着 ブローザホーン
菅原明良騎手
「とても嬉しいですし、中野栄治先生が2月いっぱいで定年されるので、もしかしたら重賞最後になるかもしれないですし、今日結果を出せて勝つことができて良かったです。安心してます。前回、同じ京都で悔しい思いをしましたし、勝ててとても嬉しいですね。ゲート出てから周りが速かったので、無理について行かず馬のリズムでと思って、いつもよりちょっと後ろの位置取りになったかなと思うんですけど、ペースが流れているのは感じていたので、あの位置で良かったですね。(最後の直線は)前2頭、いい目標がいたので、それについて行きながら、追ってからどれだけ走ってくれるかなっていう、ちょっと半信半疑な部分はあったんですけど、よく走ってくれましたね。いい走りでした。僕自身もここで勝たせていただけて、とても良いスタートを切れたなと思いますし、 馬もこれからまだまだもっと良くなっていくと思うので、共に頑張っていければなと思います」

レース結果、詳細は下記のとおり。

1月14日、京都競馬場で行われた11R・日経新春杯(G2・4歳上オープン・ハンデ・芝2400m)は、菅原明良騎乗の1番人気、ブローザホーン(牡5・美浦・中野栄治)が快勝した。1馬身差の2着に4番人気のサヴォーナ(牡4・栗東・中竹和也)、3着に3番人気のサトノグランツ(牡4・栗東・友道康夫)が入った。勝ちタイムは2:23.7(良)。

2番人気で松山弘平騎乗、ハーツコンチェルト(牡4・美浦・武井亮)は、4着敗退。

人気に応える

4年ぶりに京都へ戻ってきた日経新春杯を制したのは菅原明良騎乗の1番人気、ブローザホーンだった。レースでは中団で折り合いをつける形に。前半は58秒台とややハイペースの展開で隊列は進んだが、じっくりと末脚を温存した。勝負どころを外目から一気に進出していき、直線では内から抜け出しを図ったサヴォーナとの一騎打ちに。前走は心房細動での競走中止もあったが、ゴール前で力強く抜け出し、復活の勝利となった。

ブローザホーン 18戦6勝
(牡5・美浦・中野栄治)
父:エピファネイア
母:オートクレール
母父:デュランダル
馬主:岡田牧雄
生産者:岡田スタッド

【全着順】
1着 ブローザホーン 菅原明良
2着 サヴォーナ 池添謙一
3着 サトノグランツ 川田将雅
4着 ハーツコンチェルト 松山弘平
5着 カレンルシェルブル 武豊
6着 レッドバリエンテ 西村淳也
7着 ナイママ 和田竜二
8着 リビアングラス 田口貫太
9着 ハーツイストワール 田辺裕信
10着 シンリョクカ 木幡初也
11着 インプレス 角田大河
12着 ヒンドゥタイムズ A.ルメートル
13着 リレーションシップ 高田潤
14着 ディアスティマ 北村友一

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