高校生が早朝に走り心身鍛える「寒稽古」 大田原高校

 大田原市の高校では、早朝に校内を走って心身を鍛える伝統行事「寒稽古」が15日から始まりました。

 15日の午前6時半。まだあたりも薄暗い中、大田原高校には全校生徒の約7割に当たる395人が校庭に集まりました。

 先生の合図に合わせて、寒さに耐える「耐寒マラソン」が一斉にスタート。生徒たちは、校庭など学校の敷地内に作られた1キロメートルの特設コースを7周します。

 この「寒稽古」は、暦の上では1番寒さが厳しいとされる「大寒」の時期に行われていて、校訓の「質素堅実」にふさわしい生徒になるために心身を鍛えます。85キロの道のりを一昼夜をかけて歩く「強歩」と並ぶ、大田原高校の伝統行事です。

 14日まで行われていた大学入学共通テストを終えたばかりの3年生たちも、半分以上が参加する気合の入れよう。

 だんだんと空が明るくなる中、初めて参加する1年生から3年生まで、お互いに励まし合いながらゴールを目指しました。

 寒稽古は15日から19日の金曜日まで行われます。

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