500本塁打達成の可能性がある現役選手 最も近いのはスタントン

かつて「殿堂入りの基準の1つ」と言われていたのが通算500本塁打だ。これまでに28人の強打者がこのマイルストーンに到達し、ステロイド疑惑のある選手とまだ殿堂入り投票にノミネートする資格を得ていない選手を除く全員が殿堂入りを果たしている。では、次に通算500本塁打を達成するのは誰なのだろうか。MLB公式サイトでは通算500本塁打を達成する可能性がある13人の現役選手をピックアップし、達成できるかどうかを予想している。

通算464本塁打のネルソン・クルーズが引退したため、現役選手で最も通算本塁打が多い選手はジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)となった。昨季までに通算402本塁打を記録し、大台到達まであと98本。昨季は大不振で24本塁打、OPS.695に終わったが、まだ34歳であることを考えると、大台到達の可能性は高いだろう。マイク・ペトリエロ記者はスタントンが通算500本塁打を「達成できる」と予想している。

スタントン以外に「達成できる」との予想が出ているのは、マイク・トラウト(エンゼルス)、ブライス・ハーパー(フィリーズ)、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、ヨーダン・アルバレス(アストロズ)、フアン・ソト(ヤンキース)の6人だ。現役2位の通算368本塁打を放っているトラウトは、現在32歳であと132本。エンゼルスとの契約はあと7年残っており、平均20本塁打に届かないペースでも達成できることになる。

一方、「達成できない」と予想されたのは、マニー・マチャド(パドレス)、ピート・アロンソ(メッツ)、ラファエル・デバース(レッドソックス)、ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)の4人だ。フェルナンド・タティスJr.(パドレス)については「来年もう1度チェックしてほしい」と予想を保留。フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)については「まだ予想するのは早い」としている。アロンソはメジャーデビュー後、ハイペースで本塁打を量産しているが、デビューが24歳と遅かったため、現在29歳で通算192本塁打。今後、40歳近くまで平均30本塁打のペースを維持する必要があり、ペトリエロ記者は「難しいだろう」と予想した。

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