3戦未勝利で9位低迷のローマ…モウリーニョ監督の解任検討か

ローマでの立場が揺らいでいるジョゼ・モウリーニョ監督[写真:Getty Images]

ローマのジョゼ・モウリーニョ監督(60)が、解任の危機に陥っているようだ。『フットボール・イタリア』が伝えている。

ローマで3シーズン目を迎えたモウリーニョ監督。昨シーズン、ヨーロッパリーグ(EL)決勝で涙を呑みあと一歩のところでチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃したチームは、昨夏の移籍市場でFWロメル・ルカク、FWサルダール・アズムン、MFレナト・サンチェス、MFフセム・アワール、MFレアンドロ・パレデス、DFエヴァン・エンディカら即戦力と目される選手を迎えてシーズンに臨んだ。

しかし、負傷者の発生やヨーロッパリーグ(EL)参加による過密日程もあり、セリエAでは20試合を消化して8勝5分け7敗の9位に低迷。先週末に行われた第20節のミラン戦も1-3で敗れ、これで3試合未勝利に陥っている。

その前にはコッパ・イタリアで宿敵ラツィオ相手に敗れて準々決勝敗退となっていたこともあり、モウリーニョ監督への批判は増加中。クラブとの契約が2024年6月までとなる中で、去就が注目されていた。

そんな中で、イタリア『ラ・レプブリカ』によると、ローマ首脳陣はモウリーニョ監督の進退を協議するため、15日午後に電話会議を行ったとのこと。クラブはレジェンドであるダニエレ・デ・ロッシ氏を後任に招へいすることも、選択肢の一つとしているようだ。

常々ローマへの愛着を口にし、契約延長を望んできたモウリーニョ監督。しかし現状では、現行契約を全うすることすら危うくなってきている。

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