2024年の景気見通し 県内企業”踊り場局面”4割超

2024年の景気見通し 県内企業”踊り場局面”4割超

 2024年の景気の見通しについて、県内企業の4割余りが「踊り場局面」と見込んでいることが、民間の信用調査会社の調べでわかりました。

 帝国データバンクは2023年11月、2024年の景気見通しについて企業の意識調査を行い、千葉支店が県内企業328社の回答をまとめました。

 それによりますと、2024年の景気見通しを「踊り場局面」と見込む企業が41.8%で最も多く、3年連続で4割を超えました。

 一方、2024年の景気に悪影響を及ぼす懸念材料では、「原油・素材価格の上昇」が6割近くを占め、「人出不足」が4割余りで続きました。

 「人手不足」については、前の年の調査よりも大幅に増加していて、景気回復に必要な政策として「人手不足の解消」と答えた企業が37.5%で最多でした。

 帝国データバンク千葉支店は「2024年の景気は、『人手不足』が切り離せない課題として顕在化していくだろう」と指摘しています。

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